服部一郎記念室

展覧会名

彼の地で描く 此の地で描く  特集:生誕120年 棟方志功

会期

2023年7月8日(土)- 2024年2月25日(日)

休館日

祝日を除く月曜日(ただし、8月14日(月)は開館)
展示替期間、館内整理期間、年末年始

概要

 サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、1995年の開館以来、服部一郎(1932-1987)が収集した近現代絵画をご紹介して参りました。本展覧会ではその中から日本生まれの画家の風景画を中心とした作品を、初公開8点を含めてご紹介いたします。
 風景画は、ヨーロッパでは17世紀にジャンルの一つとして確立し、19世紀半ば以降に多く制作されるようになります。19世紀後半に日本で本格的に洋画が導入されると本場の絵画を学ぶために多くの画家が渡欧するようになり、彼らも現地で風景画を描きました。
 1章では、明治末期から昭和にかけてヨーロッパに渡った日本人画家たちの外国を描いた作品を。続く2章は彼ら日本人画家が日本を描いた作品です。本展では描かれた場所に注目して展示いたします。
また、生誕120年を記念して、コレクションのなかから棟方志功の作品も特集展示いたします。棟方は日本の風土に根差した宗教的な主題や、故郷青森への思いを力強い造形で表現し、国際的な評価を得ました。躍動感あふれる棟方の作品世界をお楽しみいただければ幸いです。

主な出品作品

・牧野義雄 《ハイドパークのサーペンタイン湖》
・藤田嗣治 《冬のモンマルトル》
・春日部洋 《アクロポリス》
・鹿子木孟郎 《花》
・鳥海青児 《花》
・吉田善彦 《塔と花》
・棟方志功 《昂祭双飛神図》
・棟方志功 《順々大鉢》     ほか

牧野義雄 《ハイドパークのサーペンタイン湖》

鹿子木孟郎 《花》